岐阜県料理生活衛生同業組合では令和５年度にHACCPに対応するためのモデル事業を実施しました。
令和５年度事業により、HACCPに則した、温度管理システムを３０店舗、１８０台を導入・設置しました。システム稼働後にアンケート集計した結果、非常に高い満足度を得ることが出来ました。
下呂、東濃地区でのセミナーでは、前年比112.5％増の27店舗45名の参加者を集め、目標達成率135％を達成しました。これは、本事業の有用性が広く認識されていることを示しています。
前年度の課題であった設置台数の柔軟性不足を克服するため、事前に設置台数を調査し、追加設置を可能にしました。その結果、店舗規模に合った台数を設置することができ、参加者満足度が向上しました。
事業実施後のアンケート調査では、「HACCP導入に前向きになれた」などの意見が多く寄せられ、本事業の成果を実感しています。今後も新規会員獲得のための強力なアピールポイントとして活用し、コロナ禍による組合員減少に歯止めをかけ、増加に転換させることを目指します。
政府が推奨するDX（本システム）を取り入れることで、温度管理における作業時間の削減を実現しました。人手不足が深刻化する昨今において、作業効率化と生産性向上に貢献する画期的な事業であると考えております。
今後は、更なる参加店舗の拡大と、参加者満足度の向上を目指すとともに、本事業をモデルケースとして、他の業種への展開も検討していきます。
また、組合員の皆様の事業継続と発展に貢献するだけでなく、地域社会の公衆衛生向上にも繋がる重要な取り組みとして、 今後もHACCP対応やDX化事業に積極的に取り組んでまいります。
岐阜県料理生活衛生同業組合事務局
令和５年度 温度記録装置に関するアンケート集計結果
令和５年度 温度記録装置に関する取り付け成果
