岐阜県は、日本のほぼ真ん中に位置し、第7位の面積を誇っています。海こそありませんが、南には海抜0m地帯、北には「日本の屋根」と呼ばれる山々がそびえ、0mから3000mの高度が揃っていて、風土のバリエーションが豊かな地方となっております。この高度差に富んだ風土により、豊富な陸部食材に恵まれ、加えて日本の真ん中にあることにより、東西南北からさまざまな文化風習が行き交い独特の生活様式を営んでいます。
岐阜県の地で育まれた郷土料理は、飛騨地方では、宗和流本膳料理や山菜、飛騨牛、朴葉寿司(ほおばずし)、美濃・西濃地方では、鮎料理、五月鱒塩焼き、鰻・鯰・鮒、そして、猪・鹿・熊などジビエ、東濃地方では、猪・鹿・鴨などのジビエのほか、へぼ(蜂の子)が有名です。